多くの企業の決算期末となる2007年度末31日の東京株式市場は、景気の先行き懸念から幅広い銘柄が売られ、日経平均株価の終値は前週末比294円 93銭安の1万2525円54銭と急反落した。前年度末との比較では27.5%安となり、02年度以来5年ぶりの大幅な下落率を記録した。米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題の直撃を受けた株安は、企業や金融機関の決算にも悪影響を与える。
午前のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から円安が進み100円付近で取引されている。日経平均株価の上昇を受けて投資家のリスク回避姿勢が緩和するとの見方から、外為市場では円が弱含みとなった。ドルは一時100円台を回復し、クロス円も底堅い動きが続いた。
ドルは99円後半でしっかり。日銀が発表した3月短観で大企業製造業の業況判断DIがプラス11と事前予想のプラス13を下回り、朝方の取引では「日経平均の下落を警戒する動き」(外銀)で小幅円高が進んだが、米株の上昇を背景に日経平均が一時、前日比200円を超える上昇となったことで、円は正午にかけて全般に弱含みとなった。買いは海外ファンドや一部投資家と指摘されたが、新年度入り初日となるこの日の取引では「国内大手投資家などの動きは特に目立っていない」(都銀)という。
クロス円でも円は弱含み。ユーロが157円前半から後半へ、カナダドル/円が97円前半から後半へ上昇した。
豪ドル/円は91円付近で一進一退。市場ではきょう豪準備銀行(中央銀行・RBA)が開催する理事会が関心を集めている。「相次ぐ利上げで足元景気に減速感が見られ始めた」(証券)こと、世界的な信用リスクの高まりなどを背景に、市場では据え置き予想が大勢。ロイターがまとめた事前予想も、エコノミスト22人全員が据え置きを予想した。豪ドル/米ドルは0.91米ドル付近と「テクニカル上、上値の重さが目立ってきた」(都銀)との見方も出ている。
一方、調査対象のエコノミスト22人中13人は、政策金利が現在の7.25%から7.5%へ引き上げられると予想。4月23日の消費者物価指数(CPI)発表後の5月に、追加利上げが実施される可能性が高いとみられている。RBAのスティーブンス総裁は4月4日に豪議会で証言を行う予定。
ユーロは1.57ドル後半でしっかり。前日海外市場では、3月ユーロ圏消費者物価指数伸び率が1999年のユーロ導入来の最高水準となったことを受けて、1.58ドル前半から後半へ上昇した後、海外ファンドと見られる向きの利益確定売りに1.57ドル半ばへ急落したが、この日午前の取引で1.57ドル後半へ切り返すなど、底堅さが目立った。「経済指標もファンダメンタルズも、欧州中央銀行(ECB)の利下げ見通し後退もテクニカル上もすべてがユーロ買い方向に向いてきた」(外銀)という。ただ多くの参加者が買い姿勢を示しているため、ポジションもすでに買いに傾いているもようで「前日のように利食い売りも出やすい」(同)情勢だ。
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